去る2019年10月12日(土)

大型台風19号が日本列島へ迫るなか・・

予定通り大分県は志高湖キャンプへ行ってまいりました!

MT-09乗りのサクマさんといつもの大任町へ向かい、その後サクマさんが下道が飽きたとの事で・・途中から高速へ乗り変えました。。

高速道路上では台風の影響で、

「おおぉーー;;」

とオヤジふたりが声を上げるくらい横風に煽られ・・

内心肝を冷やしながら;;直立不動のガチガチでハンドルにしがみついてました。。

高速道路を降りてホッとつかの間、目の前の山をぐるぐる登っていくと、

12時過ぎぐらいに目的の志高湖キャンプ場へ到着。

入り口でキャンプの受付に向かい、

入場料が¥330 バイクは車両代として+¥220

合わせて¥550でOKのようで、かなり安いように感じます。

13時以降から車両の入場が可能との事で、それまで売店で肉巻きおにぎりと焼きそばを注文しちょっと休憩。

高速道路のドキドキのあともあり・・生きた実感を噛みしめ有り難く頂きました m(__)m

13時が過ぎ、早速サクマ氏と場所取りへGo!!

サクマ氏が人の多いところはヤダ!との事で、一番奥の誰もいない畔にテントを張る事にしました。

今のテントは良く出来ているようで我々でも、15分くらいで設置する事が出来ました。

他にも地面から浮くベットであるコットや、定番のローテーブル、エアー枕など次々と組み立てていきます。

しかし風が一向に止まない・・

台風の進路がキャンプ場からかなり離れていたので、大丈夫だろうと思っていたのですが・・

大丈夫ではなかったです、ハイ。。

あまりの風の強さに火も熾せないので・・

二人とも設置したテントへとりあえず、避難する事にしました。。

テントが風を遮ってくれるので、なかは天国、最高!!

手足を伸ばし快適さを堪能していたら、

目の前が一面黄色?!

2~3秒それが続いたかと思うと、またもとの視界に戻る??

要は、風のあまりの強さに地面までテントが押しつぶされた結果でした・・・

外からサクマ氏のケラケラと笑い声が聞こえ、

外から見ると丁度、人型に密封されているように見えるとの事。。

寒いなか;;またテントから這い出してペグでさらに4カ所追加すると、なんとか密封パックは避ける事が出来ました。。

風は相変わらず強いのですが、それ以外ロケーションとしては最高!

何もないので退屈するかと思いきや、

そこにただ座っているだけで、何とも言えない開放感。

20代だと退屈しただろうが・・いや悪くない。。

不惑もとうに過ぎそろそろ天命を目指す、40代中盤・・

やはりこれも年の功!?

閉話休題、17時も過ぎた頃そろそろお風呂と夕ご飯を食べに、サクマさんとバイクで一時下山する事にしました。

向かったのは、志高湖の麓にある堀田温泉。

200円ちょっとで入浴できる格安優良温泉でした。

まあ中はいわゆる大型銭湯みたいな感じでしたが。。

良いお湯でした感謝 m(__)m

次にお食事処は「勢吉うどん」さま!

風で冷えた身体を温かいうどんで温めようと思っていたのですが・・

メニューの冷やしつけうどんがどうしても気になり・・天ぷら付きで注文しました。。

でもお味は最高!大変美味しゅうございました m(__)m

食事も済ませ途中でセブンでおつまみ類とワインを補給し、

いざ!我が本日のお宿、テントへと戻る事にしました。

帰り着くともう回りは真っ暗。。

明かりがないと全く何も見えない漆黒の闇・・

急いで買ってあったランタンを用意し、サクマ氏はクリスマスツリーのような奇抜な電飾を飾っていました。。

空を見上げると久々にみる星空! 

オリオン座を見るなんて何年ぶりだろう・・

しかし未だ風の勢いは強く、火は熾せそうにないので;;

もうしばらく様子見で、それぞれテント内で待機。

23時になろうかとするくらいにやっと風の勢いも収まり、

外でサクマ氏が火起こし始めました。

やっと火が熾せる!!

明るい! しかも 暖かい!!

何もない不遇の環境で、火の有り難みと偉大さを久々に痛感。

薪を組めながらワインを飲み、昔話に花が咲きます。

至福のひととき・・

しかし風の勢いが普段よりはやはり強く、

途中サクマさんが何度も風よけで飛び火を遮っていました。

明るくて暖かかった焚き火も、あっという間に燃え尽きそう。。

(マッチ売りのオヤジの気持ちを連想・・)

ああ・・ついに薪も尽きてしまいました;;

就寝のために渋々テントに戻る事に、

買って置いたエアーマットが何回空気を入れても、すぐにペッシャンコになるのです・・

さすがに4回目で諦めて・・隅っこに放り投げました。。

ここからが地獄の始まりです・・

舐めてたつもりはなかったのですが・・結果的に山を舐めていたのでしょう。。

上下ヒートテックとジャケットあとエアーマットがあれば、

なんとかなるだろう・・・と思っていたのですが・・

どうにもなりませんでした・・・すいません m(__)m;;

とにかく手先、足先が氷のように冷たくなり;;

手をこすり合わせ暖め、次に脚先を手で握りしめ、今度は鼻先が冷たくなるので・・両手で鼻先を挟み寒さに耐えました。。

「もしかして、わたくしめ・・このまま凍死;;」

 一瞬そんな不安も過ぎり・・いやいや;;

そおかなのフレンチトーストと白ワイン飲むまでは死ねない!!

など妄想にふけながら夜は刻々と更けていきます。

また普段トレイで起きる事はないのに1時間おきにトイレに起こされ;;

結局ほとんど一睡も出来ず朝を迎えました。。

サクマ氏はちゃんと寝袋を持参して朝まで熟睡出来たとの事・・うらやましい。。

さくまさんには申し訳なかったですが自分は翌日の予定をキャンセルし、一人自宅へ先に帰る事にしました。。

やはり寝不足の中、ムリして事故っても元も子もないので。。

自宅へ戻ると熱っぽく顔が発赤していたので日焼け?と思ったのですが、

後日、日焼けはしてなかったので、やはり疲れが出ていたのだと思います。

今回の教訓としてはキャンプは睡眠環境がメッチャ大事!!

寝袋とその下に敷くマットはケチらずに・・ある程度のモノを用意しておけば良かったと後悔しました。。

やはり夜寝られないと翌日に影響し、せっかくのキャンプも楽しく無くなるので。。

じゃあキャンプはもう懲り懲りかと言うと・・

強がるわけではないですがまた行きたい!

と言うのが正直な感想です。

これは私が歳を経たというのもあるのでしょうが、

年中屋内の治療院にこもりっきりとは全く真逆の環境であるキャンプ。

一日中太陽の下、風を浴びながら川の流れや動物たちの鳴き声を聴く。

やはりこのような環境を潜在的に求めているのかもしれません。

最低年一くらいはキャンプツーリング行いたいと思いました。

次は王室御用達の高級寝袋とマットを必ず持参したいと思います!

皆さまもキャンプ時には寝袋とその下に敷くマットは、

くれぐれもある程度のモノを! ではでは m(__)m

はりとおきゅう明々堂