以前のHPでコツコツ書き貯めていた、ダーサキ日記こと明々堂通信。10年以上にも及ぶ明々堂と患者さんとの記録なので、新たに再アップしておきます。
今読むとこっ恥ずかしい内容や;;直したい箇所、盛り沢山ではありますが・・それもまたアジ!?という事であえてそのままの形で残しておきます。


第1話 鍼灸師の壁塗り 09/2004

初めまphoto001して。はりとおきゅう 明々堂と申します。8年間の鍼灸師経験を経て、この度自分の鍼灸院をオープンすることができました。限られた予算の中ではありますが、内装などいろいろとこだわっています。お陰で、壁のしっくい塗りは自分でやるはめになりました。愛着ひとしおです。どうぞ今後ともお付き合いの程、よろしくお願いします。

第2話 明々堂の開業 10/2004

10月5日photo002におかげさまで、明々堂を開業する事ができました。皆様から多くのお花やお祝いを頂 き、ほんとありがとうございました。これからが本当のスタートだと思います。これに安心せず、日々の臨床に全力をもって臨んで行く所存です。ぜひ、北九州 へお越しの際は、治療はともかくお茶飲みにでもお寄りください。大歓迎でお待ちしております。

第3話 病気の診断 10/2004

photo003明々堂では病気を診断する場合、患者さんの両手の掌を診させて頂きます。はじめは皆さん怪しまれ ますが、掌からは実は身体すべての反応が出ています。よって、掌から出る気の情報をつかむ事によりどこが悪いか、どこから治療すればよいかが分かります。 これは治療する側にとって、とても助かります。身体の反応を直接とらなくても、レーダーのように分かるからです。もちろん治療効果も、これを診る事により 判定します。

第4話 逆子の治療 11/2004

続く時は続photo004くようで最近、よく妊婦さんを治療させて頂きました。先日も、35週目の逆子さんを治 療しました。気を診ると、胃と膀胱に邪気反応があり、それをはりとおきゅうで丁寧に取りました。自宅でもお灸をして頂きました。患者さんがおきゅうを頑張ってくれた事もあり、2日後に無事治ってました。邪気があるとすぐに避け、なくなるとちゃんと正常に戻ってくれる赤ちゃんはホントすごい!ですね。こういう作用をみると、いのちの厳然とした働きを感じます。

第5話 こどものはり 11/2004

明々堂photo005には、こどもさんも治療に来て頂いてます。こどもにはり!?と思うかもしれませんが、子供用のはりは刺さずに擦るだけです。子供さんはとても敏感でツボを擦るだけで、やってる方がびっくりするくらい治ってくれます。かんの虫や、夜泣き、夜尿症などでお困りの親御さんはぜひ一度お試しください。写真がそのはりです。

第6話 線上のメリークリスマス 12/2004

最近ネットでphoto006衝動買いした「線上のメリークリスマス」。実はこれUSBケーブルで接続すると雪が降り始め、山下達郎の「クリスマス・イブ」が流れます。しかし、買って気がついたのですが、USBをつなぐPCがどこにもありません;;とい う事で、本当にただのオブジェと化しました。未だ解決策は見いだせません。クリスマスも近づき、どうにか動かしたい今日このごろです。

第7話 原因不明の胸の痛み 12/2004

photo007今年5月突然、胸痛とめまいが始まった患者さんがいます。病院では原因不明で、心因性だ と言われたそうです。気を観ると心と腎に強烈なお血反応がありました。10月末から治療を始め最近ようやく、半年続いた胸の痛みが止まりました。また、生理中は必ず薬を飲んでいたそうですが、今月初めて薬なしで過ごせたとホントうれしそうです。なにより患者さんに笑顔が戻った事が、うれしかったです!

第8話 ジャズナイト 12/2004

photo008先日、北九州メディアドームで行われた「ジャズナイト」に行って来ました。明々堂で流れている BGMのケイコ・リーさんが、実はこのライブに出演してました。会場は1500人を超える超満員!カクテルやお酒があちこちで売られてました。いろんなバ ンドの方がすばらしいジャズを演奏され、大取のケイコ・リーさんは、圧倒的な歌声で観客を魅了してました。命の洗濯ができた一日でした。

第9話 謹賀新年 01/2005

photo009謹賀新年。あけましておめでとうございます。おかげさまで、開業して初めての正月を迎える事ができ ました。これも、皆様方のお力添えのおかげです。まだまだ未熟な私ですが、おごらず、焦らず、着実と治療に臨んでいきたいと思います。本年の皆様のご健康をお祈りし、新年の挨拶とさせて頂きます。それでは本年もよろしくお願いします。

第10話 夜泣きの赤ちゃん 01/2005

photo0010今度は、0歳の赤ちゃんを続けて治療しました。主に夜泣きでした。 ほぼみんな横隔膜から上に気が上がっており、ハリも使わずに、指で経絡に沿って撫でてあげるだけで十分です。時間もほぼ2、3分。それ以上やると逆に刺激 がきつくてぐったりします。赤ちゃんはもちろん、親御さんが寝られるようになり喜ばれました。写真は先日逆子の治療で、無事出産されたお子さんです。

第11話 まくりの話 02/2005

photo0011 明々堂は、開業してから赤ちゃんがよく治療に来てくれます。そこで、出産される妊婦さんに「まくり」という漢方薬を紹介させて頂きます。これは出産して、16時間以内に赤ちゃんに与えるお薬です。これを飲ませると、夜泣きやかんの虫を防げ、よくお 乳を吸い元気に育ちます。というのも出産したばかりの赤ちゃんには少なからず、胎便が溜まっています。それを、このマクリが排出してくれるのです。写真が漢方の先生にお願いして、撮らせて頂いたまくりです。

第12話 本来の花粉症対策とは 02/2005

photo0012この時期、花粉症で多くの方が苦しんでいると思います。巷では花粉の排除に懸命ですが、果たしてそれが根本的治療になるのでしょうか?昔は反応しなかった花粉にすら、今の我々は免疫低下により反応します。よって、根本的に治すには、免疫力をはりとおきゅうで上げるべきです。特に花粉に反応する人の多くは、胃と大腸経に弱りがあります。それを補いながら、症状をとるおきゅうがお勧めです。 治療直後から多くの方に、症状の改善がみられます。

第13話 出産予定日を過ぎても・・・ 03/2005

photo0013出産予定日が近づいても出産する気配がないという事で、昨年治療した患者さんがいます。少なからず腹部に邪気反応があったので、それを取り除く治療をしました。しかし予定日当日になってもやはり産まれないとの事。そこでよーくみると、五志という感情のストレス反応が強くありました。共鳴をとると「驚」の字に共鳴。その反応を取る治療をしました。直後から陣痛が始まり、翌日には約2時間で無事元気なお子さんを出産されました。画像は送って頂いたお子さんの写真です。

第14話 明々堂の治療 03/2005

photo0014明々堂の治療はFinger Testと言います。この治療法、我々鍼灸をする人間でもあまり知られていないマイナーな流派です。特徴を端的に言うと指先に感じる「気」の反応で診断、治療をしていきます。詳しくはFinger Testのページにアップしてますのでご覧下さい。このFinger Testができるとツボはもちろん漢方薬やサプリメントなどが効くか効かないかも判定する事ができます。

第15話 桜前線、接近中 04/2005

photo0015最近、すっかり温かくなってきました。明々堂も窓を開けると、気持ちの良い春風が吹き込んできます。今日は、治療の合間にすこし散歩としゃれ込みました。明々堂は紫川の川添にあり、そこに植えてある桜がご覧のように、満開に咲いています。道行く人達も、しばし足を止めて桜見物を堪能してました。いつの時代も自然の移り変わりで、人は季節を感じるものですね。

第16話 ショコラ最高! 04/2004

photo0016明々堂の裏手に、「パティスリーリヴゴーシュ」というケーキ屋さんがあります。最近贈り物として買ったのですが、あまりにもおいしそうで、後日自分用に買ってしまいした。あまり甘いものは食べない方ですが、これはうまい!特に、ショコラケーキとバニラビーンズプリンは絶品です。シェフも中性的なナイスキャラ!?ですし、ぜひ一度治療の帰りにでもご賞味してはいかがでしょう?移転されました;;残念です。

第17話 春は少陽の季節 05/2005

photo0017春は古典でいう、肝のたかぶる季節。植物が芽をだす発散の季節です。我々も当然この作用を受け、経絡でいう少陽病が多い時期でもあります。めまい、ぎっくり腰、顔面神経麻痺などいろいろな病気が出始めます。冬にこもっていた体内の気が発散されると同時に、病邪も一緒に現れるのです。皆さんもあまりムリされず、未病のうちにぜひ治療してください。ちなみに受付のコーヒーの木もぐんぐん育ってます!

第18話 その名は「めんくい」 05/2005

photo0018最近はまっているものがあります。その名は「めんくい」。薬院の高木先生から教えて頂いた、こだわりのうどん屋です。ここの麺、食べれば分かりますが、細麺なのにすごいコシ。最初食べると結構な驚きです。その筋では有名な「豊前裏打会」という打ち方だそうです。みなさんもぜひ、一度どうぞ。お勧めは麺のコシが堪能できる、ざるうどんです。場所は医療センター裏、馬借郵便局のとなりです。←移転されました、残念です::

第19話 腰痛と一言でいっても・・ 06/2005

photo0019治療では、ぎっくり腰が流行っているのか多くの方が訪れます。腰痛といっても、胃腸の負担からきたもの、精神的ストレス、筋肉の負担によるもの、泌尿器系の汚れによるものなど、多岐にわたります。それらは腹部や各種反応穴、掌の反応などから分類します。特に最近は若い方の腰痛が多いようです。原因はインスタントやジャンクフードによる尿管や膀胱の汚れのように思えます。これも時代の流れなのでしょうか。

第20話 撮影を撮影 07/2005

photo0020先日雑誌の撮影のため、Avantiのスタッフの方がお越しになりました。撮影はこれで2回目ですが、いつもながらプロの方が、撮るとさすがですね。温灸の写真も自分があれだけ苦労したのに、簡単に炎がでている所を納めていました。という事でその模様は、「Avanti8月号」でご確認下さい。記事の内容もスタッフの小町さんが、熱心に取材してくれたので良くできていると思います。手に入る方は、ぜひ一読を。