まず結論から申しますと、体質改善や症状が長く続いている方の場合、1週間に1回程度の治療を3ヶ月ほど継続することがひとつの目安と考えていただければ幸いです。
以下、その理由を説明いたします。
治療の進め方
治療期間は大きく「前半(改善期)」と「後半(固定期)」に分けられます。
特に改善期は経絡(気の通り道)の反応が不安定で、症状が戻りやすい状態です。そのため10日以上間隔を空けずに通っていただくことをお勧めします。
治療効果の持続について
よくいただく質問に、
「どのくらいの頻度で治療に来れば良いですか?」
というものがあります。
開業当初、患者さんのご協力を得て、治療直後から1週間の身体の反応を Finger Test(経絡の流れを確認する検査法)で毎日記録しました。
その結果、多くの方が次のような経過をたどることが分かりました。
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治療直後は「正常値以上」に改善し、Finger Testでもスムーズな反応を示す。
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3日ほどはその良好な状態が持続する。
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4日目以降から徐々に元の状態に戻りはじめ、1週間後には治療前に近い反応に戻る。
これは「恒常性(ホメオスタシス)」の働き、つまり身体が元の状態に戻ろうとする自然な反応です。
したがって、改善状態を維持するためには1週間以内の治療が望ましいのです。
治療効果の積み重ね
もちろん人によっては、2週間に1回でも効果が続く場合もあります。しかし、それは稀なケースであり、ほとんどの方は1週間程度で効果が落ちてきます。
一方で、毎日通っていただいても問題はありません。ただし、通常は3日程度は効果が保たれるため、2〜3日あけて通院するペースをおすすめしています。
体質改善に必要な期間
では、週1回以上の治療を続けると、どのくらいで体質は改善するのでしょうか?
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治療開始から6~8回目あたりで、Finger Testの結果が安定し、見えない身体(気のレベル)が正常化し始めます。
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その後、さらに**6~8回(合計12〜16回)**を重ねると、目に見える身体(肉体レベル)の変化が定着しやすくなります。
このことから、おおよそ3ヶ月(12~16回)の治療期間が、体質改善のために必要という結論に至りました。
まとめ
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改善期は10日以上間隔を空けずに通うことが望ましい。
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多くの方は1週間前後で効果が落ちるため、1週間に1回の治療が基本。
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3ヶ月ほど継続することで、まずは「見えない身体(気)」が整い、その後「肉体レベル」での改善が定着する。
以上を目安に、治療のペースを考えていただければ幸いです。
